早い昼食を終え 11:10 呼子へ出港します。潮流は強めで今日も追潮です。
流れもあり機走で10ノット超えで走ってます。風は北東の風で16ノット超えで
目的地の呼子方面から吹いてるので、クローズホールドでタックして行くことに。
メインワンポイントリーフ、ジブも1.5ポイントまで縮帆して7ノット前後で豪快に
セーリングを楽しみます。途中少し風が落ちたのでジブを全開(150%)に展開。
ブローではメインセールの風を大きく逃がさなければならず、また1.5ポイントまで
縮帆します。その後20ノット超えの風になり、昨日の予報とは風速が全く外れて
嬉しい悲鳴でセーリングを楽しめます。❝冬の玄界灘は荒れる!❞と云われてますが
予報では予測が出来ないのでしょう。今日は荒れているとは云えませんが。
20歳からディンギーを初めて8年間ヨットに乗って、離れてました。27年間の
ブランクを得てクルーザーを購入し、今年の初めからクルーザーセーリングで
再開しましたが、2月1日にS君と玄海島沖の玄界灘の入口までセーリングした
だけで冬の玄界灘は初めてです。GWまでは博多湾内でのセーリングでした。
GWに妻と大島へクルージングへ行った時も時化てましたし、シングルでの
小呂島、壱岐、呼子も吹かれました。でも、この環境を楽しんできました。
怖いとか恐ろしい等思った事はディンギー時代からなくてワクワクします。
直線距離より1.5倍の距離を走ることになりますが、タックを3回してワン
ポイントリーフしたセールへの風を逃がすことなく、セーリングを満喫します。
途中のブローは25ノットを超えなので、メインシートを緩めて風を逃がします。
15:30 着岸準備をします。前回呼子に行った時に利用した同じ場所です。
着岸する防波堤よりヨットが超えることはないので、フェンダーはデッキの高い
位置に取り付けます。一度着岸した港呼子台場みなとプラザは分かってるので
やり易いです。
着岸する防波堤側からの強い風が吹いてます。ヨットから防波堤へ這い上がる
ことは、この風だと艇が海側へ直ぐに流されてしまい無理です。防波堤壁に
付いてる輪っかにロープを結ぼうとして操作しますが、デッキへ向かった頃には
離れてしまい、2度トライして失敗!防波堤を散歩していた方が見かねて舫いを
手伝ってくれました。
emilyの中央付近のクリートに設置した舫いを投げます。防波堤のクリートに
取り敢えず舫ってもらい、離れたemilyをロープを引いて防波堤に引き寄せます。
無事に着岸。次回は一人でも風向きに関係なく着岸出来るように、釣針状の
引っ掛けるものが必要だと思いました。バウから伸ばしたロープの先に釣針状の物を
取り付けて置き、艇をゆっくり進めながら防波堤壁の輪っかに引っ掛ければ、艇の
行き足を止められます。その後にスターンが離れてもゆっくり前進を駆けペラの
水流を利用してラダーを切ればスターンは防波堤に寄って行きます。動いてる間は
流されることは少ないですが、止まる寸前や止まってからだと直ぐに流され
防波堤より離れてしまいます。
おじさんに丁重にお礼を申し上げ、潮の満ち引きを考えて舫います。引き潮では
後1mは下がりそうなのでロープに余裕を持たせます。乗り降りや舫いのことを
考えると浮桟橋は有り難いですね。17時以降は100円安くなる呼子台場の湯へ
100円節約で17時に向かいます。河太郎のオーダーストップが19:00なので
ゆっくりとお湯に浸かって身体を温めました。
入浴後は冷えたビールに烏賊の生き造り定食です。先ずは烏賊の刺身をつまみに
ビールです。『美味し~い!』流石呼子名物の烏賊、何度食べても美味です。
刺身を食べ終わったところで天婦羅もしくは塩焼きを選べます。迷わず天婦羅を
お願いして食事です。カラッと揚がった熱々の天婦羅がまた美味しいです。
存分に満足・満腹になりemilyに戻ります。パソコンで明日の風予報を確認。
1~2ノットそれも追い風です。今日のように予報が外れてくれることを期待。
疲れていたのか20時ごろ横になると直ぐに眠ってしまいました。
ここは漁船が通る度に引き波が入って来てemilyが揺れます。5時間を経過した
01:30 港内に入ってきた漁船のエンジン音と引き波で目が覚めました。
カセットストーブに火を着けてコーヒーを入れます。もちろんカセットストーブを
使う時は一酸化中毒を防止するため、入口ハッチを少し開けて置きます。
2個常備してますが、キャビン内は1個だけで十分暖かくなります。
03:00 このまま起きててもすることはないので、少し仮眠することにしました。
2時間ほどで目が覚めます。朝食のカップうどんを食べ、ラジオを聞いたり
テレビを観たりして過ごし 07:40 朝市へ出掛けます。自転車で行くか迷いましたが
歩いても15分ぐらいなので徒歩で行くことにしました。お目当てのおばちゃんは
まだ店を開いてません。物色して美味しそうなおばちゃんの処で、鯖・鯵味醂干し
「これは美味しいよ」とのおばちゃんの一押しの槍烏賊の一夜干しを買います。
おまけにめざしをくれたのですが、これがとても美味しかったです。
一押しの烏賊も鯖・鯵味醂干しも薄味ですが、とても美味しかったです。別店舗で
烏賊さし塩辛×2個も購入しました。
emilyへ戻り帰港の準備をします。09:10 呼子を後にします。夜明けまで南西の
風が吹いていて少し残っていたのでジェネカーを展開します。30分のセーリング後
風は1~2ノットになり、そして無風状態。沖の方は吹いてるかも?と烏帽子岩を
機走で目指します。遠回りになりますが、セーリングしたくて行ってみましたが
何処も無風状態。
諦めて機走で帰港することに。途中、機走の正面からの風、その上身体を動かさない
ので寒くなりオイルスキンの下にダウンの上着を着込みます。寒さ対策にダウンの
上下を2セット持って来てます。1つはオーロラ観測に着るようなダウンの上下で
-20度でも十分暖かい(山で実証済み)です。 手袋も山用の防寒手袋を着用します。
身体を暖めるためコーヒーを飲んだり、温かいカップラーメンを食べたりして
13:40 2泊3日の楽しいクルージングを終えハーバーへ到着しました。
平戸~呼子距離28.10マイル(45.2㎞)
呼子~ハーバー距離25.63マイル(41.5㎞)
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Flipper-Ⅳ 村松 (金曜日, 02 1月 2015 21:17)
「バウから伸ばしたロープの先に釣針状の物を 取り付けて置き、艇をゆっくり進めながら防波堤壁の輪っかに引っ掛ければ」と記載されていますが、ボートフックでは役に立たないのでしょうか?
marine-emily (土曜日, 03 1月 2015 06:51)
Flipper-Ⅳ 村松先生、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。年末ヨットの計測をされていらっしゃいましたがニューセールの制作ですか?
無風・微風時だとボートフックで艇(emily 38フィート)が離れても岸壁に寄せられますが、ある程度の風が吹いている場合は難しいと思われます。停止寸前でコクピットからデッキに行っても直ぐに風に流されてしまいました。実際ロープで艇を岸壁に引き寄せる作業も全体重を掛けてやっとの思いで引き寄せた次第です。
30フィート以下・クルーが居る場合は問題外ですが、微速前進してる艇をボートフックで輪っかに引っ掛けて行き足を止めるのは難しいのではないでしょうか。シングルですので落水すれば大事になりかねます。
バウのクリートに繋いであるロープをロープに余裕のあるうちに輪っかに直ぐに引っ掛ける作業が必要だと思った次第です。今回2度目にトライした時は行き足のあるうちに輪っかにロープを通そうと作業しましたが、短時間でロープを通すことが出来ませんでした。
そこで思ったのは短時間(ワンタッチ)で輪っかに舫える方法です。後日ホームセンターで物色してるとチェーンブロックのフックが釣針状でロック機能も付いているので購入しました。2tまでの耐荷重があります。これで安全に素早く作業が出来るのではと思ってます。
marine-emily (土曜日, 03 1月 2015 07:33)
Flipper-Ⅳ 村松先生のボートフックで思い出しました。フック&ムア(ブログ ❝プロによるメンテナンス・購入品❞ で動画観れます)を使えば良かったんだ!これだと艇が離れてもロープを輪っかに舫えました。宝の持ち腐れになるとこでした。ありがとうございました。
3~4日(今日と明日)初乗りで湾内をセーリング予定です。先生の初乗りは何時ですか?明日は気温も上昇し少し暖かくなりそうですね。
バーバリーケース (土曜日, 16 5月 2015 12:53)
手帳型のiPhoneケース、人気ですよね。液晶画面をしっかり保護してくれることや、カード収納機能などがその人気の理由のようです。